選曲

先週の娘のピアノのレッスンで、先生と娘、またしても選曲でバトったようです。
この二人は、「選曲」となるとどうも意見が合わず・・・もうそれは、小5のころからずっとかも^^;

私は、娘の親ということもあるかもしれませんが、娘の曲の好みは自分のそれとかなり似ているので、娘を応援したくなります。特に、小学生のころなんて、娘は先生の選曲に対し「その曲は好きじゃない。弾きたくない。」くらいしか言うことができず、先生を説得すること出来ないし、曲がいつまでも決まらないままではそのたびレッスンも選曲のためにつぶれてしまうし、私が二人の間に入って緩和剤になっていました。

ですが、さすが高校3年生。
ピアノばかりじゃなく、6年間の吹奏楽の経験も含め、音楽との付き合い方、音楽をはさんでの人との付き合いかたを、少しずつ学んできたのでしょうね。その上で、最後の発表会の選曲で、自分の意見を引っ込めず、先生に立ち向かってきたようです・笑

1曲はもう決まっていて、こちらは先生も娘も納得の選曲で、すでに取り組んでいる曲。
でもそれだけでは寂しいから、もう1曲やろう!ということになり、先生は、フォーレのノクターンを娘に弾いてほしいと楽譜を貸して下さって、ちょっと見てきてね・・・と。
娘はフォーレは好きなんだけどノクターンは「自分の演奏では聞いている人にフォーレのよさは伝わらず、ただただ長くて、しまいに飽きてしまわれる」と思うんだそうで、加えて、今の自分にはしっくり来ないし、今弾きたい!!とは思わないんだそうです。
そこで娘は、次のレッスンの時に、自分が大好きなフォーレの前奏曲を選び、先生に「これを弾きたいです!」と持って行ったそうです。

先生は首を縦に振らず、「じゃあこれは?これは?」と棚から楽譜を引っ張り出しては、娘を説得しようと、結局ワンレッスンそんなことでつぶれてしまったようです。
それでも譲らない娘って・・・・爆
最後には先生が「わかった。じゃあ、私を納得させられるような演奏にしなさい!!」というようなことをおっしゃって、とりあえず次のレッスンまでの頑張りを見せてもらいましょう!という流れになったそうです。怖い怖い・・・涙

確かに、聞かせる演奏って、難しいですよね。
先生には、高3までピアノを続けた生徒を、晴れ晴れしく送りたいというお気持ちがおありなんだと思います。
この教室で、高3で卒業した生徒さんを見たことは、在籍中に実は一度もありません。
高2で卒業という生徒さんが何年も前にお一人。
あとはみなさん、途中でやめてしまわれます。
今年は、高3が二人。
もう一人はとても頑張って取り組んできた生徒さんで、音大に進学も決まっていて、最後の発表会では20分のプログラムを組んで演奏します。教室のスター的存在。

いろんな生徒が、いろんなピアノを、この教室で習ってきたんだよ!
私は、あまり練習しなかったから、上手じゃないけど、ピアノは好きなんだよ!
私は、こんな曲が大好きなんだよ!!
この曲、知らなかったでしょ?とても素敵な曲でしょ?もう1回、聞いてみたい?
あなたも、こういう曲、ちょっと練習したら弾けるようになるよ!!
まだまだ、隠れた名曲は、たくさんあるんだよ!!
娘は、発表会で、小さな生徒さんたちに、そして聞いている方たちに、そんなことをピアノを通して語りたいんじゃないだろうか・・・と思うんです。
だから、等身大で、自分がぞっこんの曲を、さわやかな風のようヒュ~~ッと演奏して去って行きたいじゃないかな。

さて、受験勉強の傍ら、必死で譜読みをして迎えた1週間後のレッスン。
迎えにいった車に乗り込むなり「先生、この曲でいいよっていってくれた!!」と喜んで話してくれました。

娘のピアノの、一番好きな音色。
それが生かされる選曲だと、私は思っています。
どうか楽しんで、そして胸を張って、卒業できますように・・・・。


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by ina-kibi | 2016-10-19 15:00 | ピアノ | Comments(0)

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