カテゴリ:ピアノ( 427 )

2度目の挑戦

またひと月飛んでしまいました・・・汗

前回の記事の一番最後に、実はショパンと長くて重い話がしたい・・・と書いてあったのですね。その後、私は7,8年振りにその話題を彼に振りましたよ。ついに、話を始めたのです。自分も案外勇気があるな~と思います^^

その日は、何の気なしに本を開き、何の気なしにそのページを開き、弾いてみた程度でしたが、あくる日も、またあくる日も、やっぱり弾いてしまったのです。

過去に一度、楽譜に書かれている全ての音を自分の指で並べてみたい、という気持ちで弾いてみたことがありました。ただそれだけでもぞくぞくしたし、満足でした。そして今回は、前回の経験が多少なりとも生きているようで、音を拾い並べるのにそんなに時間はかかりませんでした。しかし、そこからはそう簡単には進みません。承知の上で、しばらく持ち続けてみよう、と思い、現在に至っています。

バラード1番。自分のテンポ(規格外ですが・・・笑)で、流れのある演奏ができるようになったらいいな~と、今はそれが目標です。2度目の挑戦で果たせるとも思っていないので、やるだけやったら、また何年か眠らせようと思います^^

思い通りにならなくても、触れていたい、近づきたいと思えるものがあるのは、何よりの幸せだなぁと感じます。

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by ina-kibi | 2017-11-05 17:26 | ピアノ | Comments(2)

会話、なのかな?

少しずつ落ち着いた生活が戻ってきて、毎日とは行かないけれど、ピアノもぼちぼち弾ける様になりました。
この1週間は、空いた時間に、インベンション・シンフォニアの本を開いて、シンフォニア7番とインベンション6番をさらいなおしているところです。

バッハとは、漠然とピアノや音楽が好きだった少女時代に出会い、ハートのど真ん中を射抜かれたあの感覚を今でも覚えています。レッスンの帰り道、いつもは帰ったら何しよっかな~~なんて考えながら自転車をこいでいた小学生の私でしたが、初めてインベンションのレッスンを受けた日の帰り道は、「ああ、世の中にこんなのがあったのか!知らなかったぞ!!すごいぞ!!!なんかすごいところに足を踏み入れたぞ!!!」と青空を仰ぎながらワクワクしたのをはっきり覚えています。

あれから40年近くが経過し、今もやっぱり、バッハは特別な存在であることを、時として感じることがあり、今もそうだったりします。

たまに会って、お互い顔を合わせてゆっくり話をする友人がいます。
一度も会ったことがないけれど、メールのやり取りをさせてもらっている友人もいます。
若い頃同じ職場で働いた仲間で、もう会うことはないだろうけれど、フェイスブックでやり取りしている元同僚がいます。
その他、実家の母であったり、となり町に住んでいる姉であったり、声や文字を使って会話をする相手、というのは様々です。

会話のファクターとは何か・・・と考えると、言葉のチョイスであったり、その組み合わせであったり、それを乗せる声であったり、表情であったり、文であれば句読点であったり、記号であったり。もっと突き詰めると、その人のバックグラウンドであったり、価値観であったり、想像力であったり、思いやりであったり、愛情であったり・・・・。

会話をしていて、「楽しい」場合。「癒される」場合。「共感できる」場合。「つまらない」場合。「虚しい」場合等等、色々ありますが、これらは、自分と相手の、上に挙げたファクターの組み合わせの相性によって変わるのかな・・・と思います。同じ相手でも、自分か相手の条件が変わると、会話の色合いも変わっていくのだろうと思うのです。

さて、何が言いたかったかというと・・・・
ピアノを弾くことは、もしかすると、作曲家と演奏者の会話ではないか、と。私が、バッハを弾く時のあの気持ち。下手くそでもどうして臆することなく没頭して楽しめるのか。バッハの音楽が、自分にとって、最高の話し相手だからではないか・・・と感じ始めたのです。自分は言葉足らずで、会話の質を下げているとは思うけれど、バッハが投げかけてくれる言葉はどれもこれも心にしみるし、さりげなくて美しいし、シリアスな話も、ワクワクする話も、騒ぎ立てずに静かに伝えてくれる。私もそれが好きなんだよ、こうしたかったんだ、ああ落ち着くね、空が晴れたね~、と、話しかけてしまう。私の声は小さくて、滑舌もよくなくて、伝わりにくいとは思うけど、きっと意図していることは汲んでくれている、伝わっている、会話が成立している!!そう信じたいところです。

長い付き合いの、最高の話し相手とたっぷり話をして元気とチャレンジ精神を取り戻し、さて、今度は誰と話そうかな~?と本棚を眺める週末です。実は私は、ショパンと、超長くて重い話がしたかったりするのです・・・・笑

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by ina-kibi | 2017-09-16 09:06 | ピアノ | Comments(2)

8月は・・・・

なんと、8月はブログを一度も更新していなかった・・・・。
ここ1ヶ月、ピアノのふたも開けていなかった><
去年も8月はほぼピアノを弾けず。
2年連続とは。何の因果か8月とは相性がよくないみたい。

つきも変わり、いろんなことが落ち着いてきて、
夕飯の煮物をことことと温めながら、
久しぶりにピアノを弾いてみた。
まずはショパンエチュードの25-1から。
暗譜していたんだけど、きっと抜けてるだろうな・・・と思いきや、音は覚えていた!!
次に10-1を。
こちらも音はしっかりと覚えていた!!けれど、覚えている音がちゃんと並んで出ているかというとそこは・・・・汗
やはり10-1は、むっずかしいんだな~と、再認識。
でも、やっぱりピアノは楽しい楽しい♪

弾いていない間も、CDなどは聞いていて、
シベリウスの木の組み曲など、また弾いてみたいな~と思ったり。
娘に貸し出していた三善とラヴェルの楽譜も手元に戻ってきて、これらもじっくり弾いてみたい。

急に涼しくなったし、秋はたっぷりピアノを弾こう!!

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by ina-kibi | 2017-09-07 18:09 | ピアノ | Comments(2)

テンポって・・・?

エチュード10-1に手を付けてもうどれくらい経っただろう・・・。
最初通して弾くだけで6分くらいかかっていたような記憶がある。
指定テンポでの演奏だと2分で弾ける曲のようだが。(確か四分音符=176だったかな?)
自分の実力ではまず無理な曲なわけだし、目標とするのはテンポ度外視の「自分なりに美しい演奏」しかない。そんな思いで始めた曲だった。

しかし、練習(譜読み)を始めて1,2週間もすると音も覚え(音だけは暗譜完了)、テンポも徐々に上がってきた。そうなると、変な煩悩がむくむくわいてきて、ついタイムを測ってみたりした。すると、4分程度で弾き終わるようにはなっていた。ということは、楽譜の冒頭に記されている指定テンポの数字の半分の数字では弾けるということ。今度はメトロノームをカチカチして弾いてみた。そこから1,2週間は、メトロノームの数字ばかりを気にしていた。今日は88ではできたけど92ではうまくいかなかった、今日は96でもなんとか通った・・などなど。へ~~、じゃあ近い内に100をクリアして、最終目標は12とかに設定しちゃう??なんて、とらぬ狸のなんとやら・・・。

しか~~~し、ここ1週間ほどは、自分の手に負えそうなテンポで、聞きたい音がちゃんと耳で拾えるように、外したくない音にちゃんと指が届くように、止まりたくないひとまとまりのフレーズが一気に弾けるように、そのことだけを考えて弾いていた。その日によって、テンポはまちまちだったと思う。

右手のアルペジオは、上行しては下降する。まずは上り一息、下り一息を目指したいのだけど、今はまだ16分音符4個ずつの塊になってしまっている。先は長い・・・。

時々忘れそうになる。何のために練習してるのかを。
ただただ数字に縛られる練習なんて、自分には全く必要ないってこと、忘れないようにしなくては。

通りすがりにちょちょっと弾く程度の日もあれば、1時間くらいじっくり弾ける日もあるし、何日も触れない期間もある。それでもこうやって弾き続けていると、ここはきっとうまく弾けるようにならないだろうな~~とあきらめていたところがいつのまにか楽に弾けるようになっていたり、またその逆で、何も考えずとも音が並んでいたところがなぜかうまく並ばなくなったりと、いろんなことが起こる。下の記事に書いた自分にとっての難所は、やっぱり未だにうまくいかないことが多いけれど、それも全部ひっ含めて、これがピアノの練習だよな~って実感できる。

専門家(先生)に教えてもらえば、もう少し道のりも短くなるのかもしれないけれど、素人なりの考察と努力で、素人なりのこの曲を弾いていきたいと、今はそう思っているんだよね~♪だって、一番聞かせたい人は、自分だもんね・・・・^^

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by ina-kibi | 2017-07-15 13:55 | ピアノ | Comments(3)

好きです

思い切って、弾けるはずもない曲に手をつけた。
大好きな曲だし、下手くそでもいつか弾こうって思ってたから・・・

名曲は、どんなにゆっくり弾いても、やはり名曲で、
16分音符4個の連なりにもドラマがあり、
山を上がって下りてくるあいだにも景色が移り変わり、
何度弾いても、飽きることがなく、
それどころか、弾くたびに引き込まれていく。

たまに、「本来こんなゆっくりな曲じゃない」ということを思い出すために動画を見る。
「高校1年の時にこの曲に出会いピアノが大好きになりました。」とコメントのついた動画を発見。おそらく若いお嬢さん。「今は音を並べるのに精一杯だけど、いつかは音楽的に弾きたい。」とも書いてあった。
彼女の演奏は、私のゴールのもっと向こう側にある、素晴らしいもの。
もちろん、人それぞれの目標がある。それでよい。
ただ単に、世代や、時間を越えて、こうして愛されている曲に、
自分の指で触れられたことが、やっぱりうれしい。

自分にとっての難所は、30小節目あたりからの、下りの部分。
それから、最後の1ページ。
音は覚えているのに、指が行かない、音が外れる、流れが止まる。
それでも、試行錯誤、日を追うにつれ、多少は改善はされているように思いたい^^;

名演を聞いているときには、転がりだしたら一気に最後まで転がりきる、その流れをうっとり追うのが精一杯で、味わいきれていなかった部分も、自分の指で楽譜をたどることによって見えてくる、聞こえてくる。
37~44あたりを弾くたびに、「下手くそ素人が弾けるような曲じゃないんだけど、弾いているとぞくぞくする。」と、友達に宛てて書いたメールの一文を、必ず思い出す。そう、そこを弾く度に、切なくなり、ぞくぞくするのだ。

いろんな考えがある中、自分なりのひとつの考えにたどり着いて、こうして、ピアノを弾いている。毎日、グランドのふたを開けて。猫に邪魔されて部屋から閉め出す日もあれば、膝の上に乗られてペダルを踏めずに練習する日も、楽譜をかじられて怒る日もある。そんなことを続けているうちに、私が練習をしている間、ピアノの上で昼寝をはじめる日も出てきた。

好き、という思いから、いろんなことが始まる。
例え離れても(長続きしない性格・・・・)、必ずまた、戻ってくると思う。
この曲は、私の「好き」の代表格だから・・・。




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by ina-kibi | 2017-06-16 11:08 | ピアノ | Comments(2)

調子に乗ってしまえ!!

大好きな季節なのに、ここ数日は雨ばかりで、家に閉じこもっています。
そして、けっこうピアノを弾いています。

不意に思い立って弾き始めたフォーレの月の光は、いつのまにか弾きたいと思っていたテンポを超えて、乱雑な演奏に・・・。これじゃあ本末転倒だ・・・ということで、今は、バランスやレガートを意識して、ゆっくり聞きながら弾くようにしています。しばらく、弾きたいテンポは封印かな。

調子を崩してしまって長い時間ピアノに向えなくなっていたのですが(集中力の問題も大きかった・汗)、最近は体力的にも精神的にも、以前のレベルに戻ってきた感があり、こんな時はとにかく調子に乗ってしまえ~!!と思って、弾きたい曲を弾くことに。月の光は久々の4ページでしたが、譜読みに取り掛かったこの曲は6ページ。でも、左がほとんど全音符。つまり、左で上半身を支えることが出来るので意外と弾きやすい、なかなかよい選曲だったか??と、自己満足です。

さわやかな風が吹き抜けるように、いつか弾いてみたいと思っていた曲です。
ショパン エチュード 10-1
自分に出来るテンポでいいんです。ゆっくりでいいんです。
音を並べていくだけでも、ワクワクするし、風が吹きます。
やっぱり、弾きたい曲を自分の指で・・・っていうのは、醍醐味ですね。
ようやく、こういう心境にたどり着けて、ひとまずよかったと思っています。
ここまで長かった~。くじけなかった自分を、褒めてやろうと思います・笑

諸行無常。また、弾けなくなる時がくると思うけど、出来る時に出来るだけ・・・で、十分だなと、今は思えます。なぜなら、今がとても楽しいから!!


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by ina-kibi | 2017-06-10 14:15 | ピアノ | Comments(4)

6月になりました!

大好きな5月は、案外あっという間に去っていってしまいました。
4月5月と2ヶ月間、毎週1回のペースでリハビリ通院していたんです。
その曜日に体調のベストを持っていくように調整するのがなかなか大変でしたが、担当の理学療法士さんがかわいいお嬢さんだったので、毎週通うのが楽しみでした。

その、リハ通院がようやく終わり、この先は、体調に合わせて自主トレしていくという生活に入りました。トレーニングは、やればやるだけ身になりそうなイメージですが、私の場合はその加減がとても大事で、やりすぎてもアウト、足りなくてもアウトなので、未だにこれといった手ごたえをつかめずに居ますが、相談する専門家が出来たことはとても心強いです。

毎週この日だけは体に痛みが残っていないように・・という、ちょっと窮屈だった2ヶ月が終わったとたん、なんだかものすごい解放感を味わいました。別に、何が変わるわけでもないのですが・・・。

そしたら、急に弾きたくなったのが、フォーレの「月の光」の、ピアノソロバージョンです。それまでは、三善晃のMiyoshiメソード、バッハフランス組曲、そして三善晃の音の栞、ばかり弾いていたのに。突然フォーレが襲ってきました!!

リハビリの効果というのは、実は特に感じていなくて、むしろ「疲れた~~。」とか「頑張ったから足が痛い~~。」とか・苦笑 しかしそんな中、ストレッチがかなり上手に出来るようになってきて、今まで悩まされていた背中の痛みが、冬場と比べたら軽減されてきたんです。そのことで一番恩恵をこうむっているのが、ピアノではないかと思います。

ここ数日、月の光の譜読みをしていますが、昨日急に思い立って、一曲通して弾くと何分かかるのか計ってみたんです。私が持っているCDの演奏は3分弱なのですが、昨日の私の演奏は6分でした。こんな風に、弾きたい速さがあって、今の自分はどれくらいで弾いているのかな?なんて、そういうところに興味が行ったのは、本当に久しぶりのことでした。おまけに、今日も計ってみたら、なんとなんと、4分30秒でした。この調子で行くと、明日は3分???それは絶対ないけど、少しずつ、前に進んでいけたらいいな~と思います。

明日は、久しぶりに長女が帰ってくるので、怪しげな現代曲を披露してもらいたいな~と思っています。
どうせ弾けないんだろうけど・・・・・爆

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by ina-kibi | 2017-06-01 21:46 | ピアノ | Comments(0)

きっと5月が好きなんだ

5月になりましたね。

数日前から、三善晃の「音の栞」という曲集の中の、
「うたう鏡」と「うたう窓」という2曲を弾き始めました。
初見で音を並べている段階から、ワクワク、ワクワク113.png
でも、やっぱり、何日も何日も、何回も何回も弾いていると、
最初に感じたワクワクどころではない何かを感じるんです、あたりまえだけど・・・。

今日は弾いていて、
「あ~~、久しぶりに、会話ができたな。」と思ったんですよね~。
自分が言いたいことが言えた、という思いと、
ピアノが言いたいことを受け取ったという思いと。
それはお互い、たいそうな話ではないのですが、
「うんうん、わかるよ、そうだよね」って、共感できた喜びなんでしょうかね。
よく分かりませんが(笑)、過去に何度も、こんな気持ちを味わいました。


お天気もよくて、洗濯物も外で日を浴びて泳いでいる。
犬も外で日光浴。
植木の周りをぐるぐる回るもんだから、リードが絡まって身動きできなくなって「ワン!ワン!」と私に助けを求めるから、さっき解いてあげたら、今度はおとなしく寝そべっているようだ。
猫は窓辺ですやすや眠る。

ああ、今日はなんていい日なんだ!!
5月。
私はきっと、5月が大好きなんだ!!!!

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by ina-kibi | 2017-05-02 09:06 | ピアノ | Comments(2)

久しぶりに

長いことブログを放置してしまいました。

この間に、長女が進学し、一人暮らしを始めました。

新学期が始まり、毎朝のお弁当作りは一個でいいし、
洗濯物の量も減り、なんだかものすごくストレスが減った気が・・・・爆

せっせと始めたのが、手のケアです。
アトピー持ちで、ここ数年両手の3,4,5の指だけなぜか荒れていたんです。
1と2の指は以前のままの姿なのに、その他の指は皮が厚くごわごわしていて
とくに関節のところ、足でいうと膝小僧にあたる部分なんて、ゾウさん?みたいで・・・涙
いつか、しっかりと手のケアをしよう・・・と思っていて延び延びになっていたんですが
ついに、着手しました!!!

まずは、ネットで、安ーいトライアル化粧品を購入。
化粧水とジェルセットで300円です。
これを、毎朝と、寝る前に、1日2回使います。
その上から香りのよいハンドクリームを・・・。
そして、ハンドマッサージも♪
どれもこれも素人芸ですが、いつの日か、3,4,5の指も元の風合いに戻るといいな~と願いつつ。

「フェチ」ということばを使うなら、私は「声」と「指」フェチだと思います。
ここだけの話ですが、夫のそれらはどちらも「アウトーーー!!」です・・・・爆
自分の声もぜんぜんダメで、受け入れがたいのですが、手は嫌いではなかったんですよね。

歩く姿も日に日にがに股度が増し、立ち姿も哀れな感じで・・・。
せめて、手は!!そこに執着しているわけです・笑

そんな手厚いケアをしている手で、今日は久しぶりに、本当に久しぶりに、モーツァルトを弾いてみました。
K545の3楽章を・・・

ピアノも、ぼちぼち弾いているのですが、全く前進は感じられず。
前進しなくても、味わうことはできるので、欲張らずじっくり味わって楽しむ方向で行こうと思います。


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by ina-kibi | 2017-04-27 19:16 | ピアノ | Comments(4)

内声がよく聞こえる日

ここ数日、作曲ソフトを使って、音符を入力して、楽譜を作る作業をしていました。
自分が作曲しているというわけではありません。ちょっとした遊びの延長のようなものなんですが・・・
入力して、そのまま画面で再生して聞くことも出来ますが、楽譜をプリントアウトして、実際にピアノの前に持って言って弾いてみるのもこれまた楽しいものです。

そうやって、自分の指で音を出してみると、「ここ、変なの~~~」とか、「回りくどいな~~」とか「同じことばかりしつこいな~~」とか、いろんな反応が湧いてきます・笑

ですが、ソフトで再生してしまうと、それなりに聞こえてしまうんですよね。不思議です。

先ほど、久しぶりに普通にピアノの前に座り、楽譜を広げて、バッハのフランス組曲3番のサラバンドを弾いてみました。ほんの8小節だけ弾いてみても、感動しか湧いてこない。一つも無駄な音がなく、秩序があり、感情が宿ります。素晴らしいな、バッハの音楽って・・・。

そんなことを思いながら、繰り返し弾いていると、今日はやけに内声の音を耳が拾います。
今までも、聞こえていなかったわけではないのですが、語りかけてくるというか、存在感があるというか。

実はこれは、実生活で感じていることでもあります。
自分の中にある「内声」が、ひょんなことからすくい上げられ、ああ、自分はずっとこんな感情を抱えていたんだな・・・と気づくことがあるのです。

長い長い時の経過の中、いつもそこにあって、思いをつなげてきたことがあったのです。
叶わぬこととどこかで片付けてしまった感もあったのですが、その内声は、けっして消えてしまうことはなくて、静かに、おとなしく、だけどずっとそこで語っていたようなのです。ふとスポットが当たり、その声が自分の耳に届き、今、自分の感情に、深く深く共感しているのです。

そんなこともあってか、今日は、バッハのサラバンドの内声が、静かに、しかししっかりとした意思を持ち、周りと調和して歌声を震わせているのが、よく耳に届いたのかもしれません。


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by ina-kibi | 2017-01-30 18:05 | ピアノ | Comments(2)

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