響きの中で

今週のレッスンは、レッスン始めに自分から「今日見てもらいたいのは、バッハと、2台ピアノで、もし時間が残ったらギロックお願いします。」と言いました。こうすることで、先生はバッチリ時間配分をしてくれます。ちゃんとギロックの時間もとってくれました。

この日のギロックは「色あせた手紙」という曲です。実はこの曲、前回のレッスンでちょっとだけ触れました。(以下小文字でいきさつ記載してますが、お忙しい方はすっ飛ばしてください!)


先生:ギロックもいいけど、そろそろもっと長い曲をやろうよ~
私 :え~~~!?例えば??
先生:なんでもいいよ~ エチュード系がいいんじゃない?ショパンとかどう?
私 :無理無理、無理です~~~
先生:ショパンのエチュードって言っても、高速の曲ばっかりじゃないからね?
   例えば、別れの曲とかさぁ、中間部はちょっといやらしいけれど。
   やろうよ~~!
私 :何をおっしゃいます!別れの曲の香りが漂うシンプルな曲が
   このギロックの中にもありますけれど、
   それですらぜんぜん思うように弾けないんですよ?
   本家なんて10年早いです・・・。
先生:じゃあそれ(別れの曲風味のギロックの曲)ちょっとやってみて!

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楽譜をご覧になっていただけたらわかると思いますが、音を取るのは簡単です。テンポも遅いし、初見でも十分対応できます。しかし、私にはとても手ごわい曲なのです。理屈は分かる。でも形にならない。そんな感じ・・・。その日のアドバイスは、メロディーと内声のバランス。内声は鍵盤の中で打鍵する(伝わりますか?)。これらのことをもっと意識して。

上のアドバイスは、実はわかっていたんですよ。わかっていて、なんだかうまくできないでいました。でもまあ、まだ初見レベルだし、まじめに練習すればなんとかなるか?とそのときは思ったのでした。

次のレッスンまで、なんとか形にしよう!と、練習しました。ソプラノをたっぷり歌って。内声はでこぼこせずに、存在を押し殺して、でもいい味を出して。バスは音楽を支えて。そして全体のバランスをとって・・・。やれどもやれども、「わからん・・・。」「誰か、私と手を替えてください。」という気持ち。結局、行き当たりばったりの、なんとな~くの演奏にしかならずでした。

そして、そんな演奏のまま、再び先生の前で演奏しました。もちろん、その時だけよく弾けるわけもなく・・・。

先生、今度はレッスンでこんな風に・・・

難しいね。これは本当に難しい。
なんだろうね?これは、祈りのようにきこえない?
全てが、響きの中にあるんじゃないかな?

あ、あれじゃない、あれにすごく似てる気がする。
あれあれ!!チャイコフスキーの、あれ~~~

といいながら本棚から本を引っ張り出して、
「朝の祈り」という曲を弾いてくれました。

それがこの曲です。

「こういう響きの中に、内声も、ソプラノも、バスも、存在しているってことなんだろうけれど、難しいよね~。」と。そしてここでレッスンはタイムアップ。

数日経過し、昨日、秋晴れの空の下、庭の草取りをして家に入り、ジャンバーも脱ぐ間もなくピアノの前にすわり、一発取りしてみたのが↓の動画です。ちょっとだけ、わかったかも?方向性は見えてきたような・・・?こんな演奏で恐縮ですが、これでも以前よりずっと弾きやすくなったのですよ^^

ギロック先生には、まだまだ教わることがたくさんありそうです!!


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# by ina-kibi | 2018-11-03 12:10 | ピアノ | Comments(4)

花が開くように

レッスン=自分の演奏の披露の場

先生のレッスンを何度も受けた経験から、どんなところを注意されるかはなんとなく想像がつくようになりました。なので、その対策を、自分なりにしていくわけです。

とても初歩的なことで恐縮ですが・・・
「何拍子?」「何調?」「一息でどこまで行きたい?」「強弱は?」「この曲で何をいいたいの?(一番聞かせたいところはどこか?)」などなど・・・

今回、アルマンドはレッスンで初めて弾く曲だったので、せめて拍子感、それから強弱は自分なりに整えていこう・・・と意気込みました。

結果・・・・

「ここのところ、クレッシェンドしたいわよね~。上行してるし、いいと思うんだけど、そんなに力づくでガシガシしなくてもいいよね・・・。もっとほら、こう・・・、なんていうかなぁ・・・花が開くように、やさしく、エレガント。そういう感じじゃないかしら?」

注意を受けないように、「やってますから~~~」という、押し付けみたいな表現であることに、今更気付いた瞬間でした。

前回のレッスンでも感じた「大人の裁量」ですが、ここでも・・・。もっともっと、楽譜(音の並び)から感じ取らなくてはなぁ~。

「この終止形、ちゃんと終わって!!」「出だし、ぶっきらぼうに入らない!!」などなど、情けない注意もたくさん受けましたが、この「花が開くようなクレッシェンド」というのが、一番心の残る注意でした。



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# by ina-kibi | 2018-11-02 09:38 | ピアノ | Comments(0)

「今」の真ん中に立つこと

ギロックでリハビリ中のレッスンですが、次回からバッハのフランス組曲も見てもらうことになりました。

バッハの練習を始めると止まらなくなり、ギロックは・・・・・というのは少し想像してたけど、これほどとは思っていなかったです(汗)。

バッハを弾いていて、「自分はちゃんと今出している音を聞いているのか?」という疑問を持ちました。しかし、これって、ものすごく難しい。観念的にも難しいと思うんですが。

音楽は、流れていて、音が鳴っていない、演奏が始まっていない、静寂の中からもう流れていて、その流れに乗って演奏が始まり、演奏が終わっても、やっぱり音楽は止まらず、流れていて・・・。

その流れをなんとなく聞いていたり、フレーズという塊であったり、クレッシェンドやデクレッシェンドという坂であったり、そういうものは耳で確かめているはずなのですが、今出した音を今聞いているか?というと、全く自信がなく、もっといえばそれはどうやればいいの?というレベルかもしれない、と思った次第です。

それでもやっぱり、曲の中には「この音!!」という音がちりばめられていて、その音を自分がどんな風に出しているのか、結果としての音をしっかり聞かなくては、ただ目の前をスーーーっと通り過ぎてしまう演奏にしかならないんだなぁ、という気付き。

いったい自分は、今までなにをやってきたんだ!?と、落ち込むというより、笑っちゃうという感じ・・・^^

さて、ギロックですが・・・
曲集の最初の方に、各曲の解説や演奏のアドバイスが載っていて、大人なので一応それを読み、それにそって練習をしていきます。テンポはこれくらい。こういうイメージで。その他いろいろけっこう細かく書いてあるのです。おそらく、レッスンに持っていかないのであればそのような指示は参考程度にとどめ、自分のイメージ、弾きやすさを優先すると思うんですが・・・やっぱりそこは大人なので。すると先生が、「試験を受けるわけじゃないんだし、もっと自由に解釈していいんじゃない?たとえばこの曲、自分のテンポだとしたらもう少し速く弾くんじゃない?そのほうが表情が豊かになって、曲が生きるってこともあるよ。」と言ったのです。目からうろこでした。それこそが、大人の裁量か!




ピアノに限らず、「今」の真ん中に立っている自覚というのはなかなか持てない私です。完走することとか、終わり方のイメージばかりしているより、捕まえようとしてもすり抜けていく今こそを、しっかり見つめ、捉えていきたいなあと思います。

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# by ina-kibi | 2018-10-28 10:30 | ピアノ | Comments(2)

レッスンの効能

再開後2度目のレッスンに行ってまいりました。

ギロックの曲を、なんとなんと、7曲もさらっていきました。短いので、1,2曲だとすぐ練習に飽きてしまい(おいおい)、ついつい次のページの譜読みを・・・とやっていると7,8曲なんてすぐでした。ただ、初見でもさらーっと弾ける曲と、理屈はわかるけど指が・・・という曲と、いろいろあるので、やはり練習しなくてはいけないわけで。全24曲なので、単純に3で割って、8曲ずつ、なんて思ったのですが、8曲目は指の都合が間に合わず、7曲止まりだったのでした。

レッスンでは4曲合格をもらって、5曲目で「これはちょっと・・・。来週みっちりと!」ということで時間切れでした。来週は5曲目からスタートです。

再開初日のレッスンで、「素人が最も陥りやすい状況にまんまと陥ってますよ。」と厳しく指摘された、「拍子感とフレーズ感の欠如」に関しては、今回は注意はなかったので、ほっとしました^^

今回、high point という言葉を教わりました。フレーズの中の頂点であったり、曲の中の一番の盛り上がりであったり、です。なんとなくそんな気持ちで弾いてはいましたけれど、はっきりと楽譜に★印を付けられると、更に使命感のようなものが湧いてきます(笑)。次からは、自分で★を書き込んでいこうと思います。

10年前のレッスンで、確か、シベリウスの「樅の木」を見てもらおうと、通して弾いた時に、「こういうの苦手なんだね・・・」と言われ、樅の木をやる前にギロックをやることになったという流れを思い出しました。その時は先生が曲を決め、こどものためのアルバムの中から「雨の日の噴水」を見てもらいました。確かに、苦手だったんですよ、そういうのが・・・。な~んか、こっぱずかしい、というのは小さい頃からありましたね。雨の日の噴水、最後は「ずいぶんゴージャスな噴水になったわね~!」という先生の言葉をいただいたくらい、ど派手な演奏をしたのでした。しかしその時は、「やればできるよ。でも、あんまりそうは弾きたくないんだよ。」という気持ちが、まだありましたね~。

さて、今回は、叙情小曲集という曲集で、こどものためのアルバムの曲たちより、大人な曲が多いです。この曲集をやってみよう!となって、どれにしようかな~とあれこれ弾いてみた時には「う~~ん、特に弾きたい曲はないな・・・」と思ったのですが、逆に選べないなら全曲やってみようか?と腹を括って弾き始めたら、1週間後にはけっこうハマっていました。その気持ちは今も続いています。

そしてレッスンを受けることで、更に「そこくるか~~~!?」というような、じみーなフレーズを「ここ、もっと歌える。」と先生に指摘されると、妙に納得し、歌いたい~~!!となるのが、本当に面白いです。

それから、曲の雰囲気に合わせた音、ですね。例えば「荒れ果てた舞踏室」という曲。先生がワンフレーズ弾いてくれたその音の、荒涼とした感じ?がすっばらしかった・・・。そういうことなんだな~と思いました。曲が求める音を自分が求めること。その音の出し方を、少しずつ教わって、手に入れて行きたいなぁと思いました。

そんなわけで、10年足踏みしていたわけではなく、多少なりともどこかが進歩していた、ということでしょうかね。ギロックとの再会では、「やらせ」ではなく、自然な表現を楽しめています。

レッスンの一番の効能は、自分では選ばないものとの出会い、かも知れませんね^^


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# by ina-kibi | 2018-10-06 19:26 | ピアノ | Comments(4)

始めました

10年振りに、定期的にレッスンを受けることにしました。

しばらくは、隔週で・・・。

かなり悩んだのですが、最後は勢い?弾み?そんな感じ・・・(笑)




初回のレッスンは終わりました。

シューマン=ドビュッシーの、カノン形式による6つの練習曲(2台ピアノ)の1番を練習していきまして、有無を言わさず先生に合わせてもらいました!!!なんと楽しいことか~~~113.png

気がつくと、ハ長調の曲に心を奪われているのです。(今、頭の中をグルグルしているのが、プーランクのノベレッティの1番です。)自宅で一人で弾いていた時にはあまり何も考えていなかったのですが、「練習曲」というだけあって、練習曲なんだな~と、レッスンで色々発見がありました。着目点をいくつかいただくだけで、色々変わってくるので楽しいです。

テクニックの教材を考えていきましたが、当面は先生オリジナルの「ハノンもどき」のような練習をすることに。少しなれてきたら、これまた、スケールもどき、アルペジオもどきを取り入れることになりそうです。

弾きたい、習いたい曲は山ほどありますが、リハビリに・・・ということで、まずは何曲かギロックを見てもらうことになりました。選曲は自由とのことで、まだこれと絞れず、何曲も手をつけて弾き散らかしている状態ですが、好きだ~!!というのがないので、1曲目から順番に行こうかな~と思っているところです。好きなものだけ選んでいると、曲調が偏るので、順番にというのは、いいかもしれないと思い始めています。これも、練習曲代わりに・・・ということなので。

私のレッスンの目的は、レッスンに行くことです。辞めずに、長く続けることです。特に、家で一人ではできない、連弾や2台ピアノを続けたいと願っています。

それを聞いて先生は、「じゃあ、目標はモーツァルトの2台ピアノ!!」とおっしゃったので、いつの日か・・・と夢見ることにします^^

レッスンを受け始めたからと言って、練習量が増えるわけでも、テンションが急上昇するわけでもなく、相変わらずゆるくゆるくやっています。これがずっと続けばいいな~と思っています。

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# by ina-kibi | 2018-09-26 11:25 | ピアノ | Comments(2)

地震

ここは、大きな被害を受けた地区の近隣の市で、震度5強と報道されていましたが、そのわりには被害が少なく恵まれていました。

地震当日は、直後に停電してしまい、ネットのつながりも悪く、ラジオの情報のみ。地方紙の夕刊の一面の、土砂崩れの写真を目にして、愕然としました。

丸2日の停電でしたが、おかげさまで水道もガスも使えたので、ダメになりそうな食材から調理して行き、おなかをすかせることもなく過ごせました。

ガソリンスタンドとスーパーには長蛇の列が出来ていたと聞きましたが、それも今は解消されているようです。

大小さまざまな余震は続いていて、不安はありますが、日常が戻ってきました。

気にかけてくださった皆様、ありがとうございました。


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# by ina-kibi | 2018-09-11 10:03 | その他 | Comments(2)

50を過ぎて、毎日ほぼ家の中で暮らしている私は、17年前に建てたこの自宅に対して、ここがああだったら、あそこがこうだったら・・・と思っています。

例えば、リビングダイニングには大きな窓があって、日ががんがん入ってくる。明るくて、日差しのいっぱいの空間を求めたけど、今となっては窓が大きいと拭くのも大変、日差しは身にこたえる・・・・。

キッチンは対面式で、部屋として区切りがないので、犬や猫が(特に猫だ!!)・・・・。そもそも、犬や猫を飼うなんてことは想定していなかった・・・(笑)。庭に土を入れて半分は芝生、半分は菜園にしたのも、子どもが小さいころは芝生で思い切り遊べることや、菜園で野菜を育てたりできるようにとの思いと、老後も土いじりをして楽しめるようにという思いからだったけど、この年で既に手入れが苦痛になってきました・・・105.png

しかし、よくやった!若いころの自分達!!と思う部分もあるのです。例えば、階段、浴室やトイレに手摺をつけたこと。1階に居室を2つ作ったこと(寝室とピアノ部屋として使っている)。寝室のすぐとなりがトイレ、そしてクローゼット越しに浴室(直通ということ)、というのは将来的に安心です。

家は3度建てないと・・・というのは、子育て期、子ども達が巣立った後の夫婦二人の生活(現在ここ!)、そして意外と長い老後、それぞれ求めるものが違うから、ということもありますよね。

私の実家は、最初は平屋で父の母とも同居していました。祖母が亡くなり、私達子どもが中学生くらいの時に2階建てにリフォーム。そして両親が70代の時に、暖房設備、水周り、外周り(物置の要らないものをごっそり処分!)含め、1階のリフォームをしました。今は80代の両親が二人で暮らしていますが、生活しやすいようです。

先立つものもないし、まだまだこのままの家で、あの手この手で暮らしていく覚悟ですが、もし、住み替えていいのなら、雪かきの心配が要らないマンションも魅力的ですが、動物もいるし、ピアノも弾きたいから、平屋の戸建てかなぁ~。ロードヒーティング完備!電気代がかさむかなぁ・・・。

過ぎてしまったことと、これからのことだと、これからのことに対する欲求しか出てこないから当たり前だけど、この家で子育てで来たのは幸せだったし楽しかったんだよな~。そこんとこも忘れないようにしないと!!ですね^^



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# by ina-kibi | 2018-09-05 11:09 | その他 | Comments(1)

「Aqua」


Intermezzoに続き、Aquaという曲を練習しています。

ゆったりとしたテンポで、これと言った難所もないのですが、それでもやっぱり、なかなかうまくは行きません。でも、そのうち思うような演奏ができるようになるかも~、と、気長に弾いています。次はkokoを弾いてみようかな~!穏やかな曲です。

モーツァルトのソナタも、たまに。それから、何ヶ月かに一度はショパンの波もやってきます。なぜかぱったりとバッハを弾いていません。それから三善さんも・・・。

クラシック曲を練習していると、レッスンを思い出します。ああ、先生はこんなことをおっしゃっていたなぁ。モーツァルトは、頭のてっぺんから糸が出ていて、きゅっとつるされたような感じで、ご機嫌な音を出して、とか(笑)。素人なりにも、いくらか知識もあり、それらが指針となります。でも、クラシック以外の曲を弾く時には、一から考えなくてはならなくて、なかなか理想の演奏が見えてきません。それが難しくもあり、楽しいのかもしれません。IntermezzoもAquaも、未だに、これ!と言った形が見つかっていません。変化し続けています。その前に、まだちゃんと弾けてませんが・・・笑

今はApuaかな~。仕事の帰り道の鼻歌も、Aqua率が高いです!!


ご本人の演奏が、心にしみます。


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# by ina-kibi | 2018-08-14 12:15 | Comments(2)

満足

ずっと天気が悪かったのです。
雨ばかり。たまに雨は上がるけれど湿った曇り空。

今日は朝から少しずつ青空が広がって、お昼ころには空が晴れ渡りました。

窓を開け、掃除をし、寝具を洗濯し、犬を外に出し、ピアノの屋根を開けて弾きました。

ショパンを弾いたり、モーツァルトを弾いたりしていたけれど、指の滑舌が悪くなっていたり、持久力が落ちてしまっていたりと、自分の技術はもともと足りていないところからマイナスばかりが続いていて、不満ばかり抱いていました。

そんな折、行きつけのブログで、タワシさんが聞かせてくれた坂本龍一のintermezzoという曲の演奏に心をひきつけられまして、中古楽譜を買いました。

和声の移り変わりが特徴的で、それを味わいながらゆっくり音を並べていくだけで感嘆してしまう、そんな曲です(あくまで個人的印象ですが)。和声を十分味わって、自分なりの表現で・・・。そう思って向き合うと、不思議と不満はそれほど湧いてこないのです。

嬰ハ短調の曲で、いかんともしがたいやるせなさがあります。中間部は変ニ長調でふっと解放され、独特のアルペジオに祈りのような印象を覚えますが、また元の曲調へと戻っていきます。

久しぶりに、ピアノを弾いていて、満足感(自分の演奏に、ではないですよ!)を覚えました。

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# by ina-kibi | 2018-07-08 13:48 | ピアノ | Comments(0)

6月というのは、まったく・・・

梅雨がないのが売りのこの地方・・・。しかし、もうそんな時代じゃあ無いのかな。ここ何年も、この時期はジメジメ。今月、晴れた日は何日あったかな?毎朝カーテンを開けると、アスファルトが黒くぬれていて「あ~~今日もか・・・」とため息をつくところから始まり、ストーブのスイッチを入れるんだけど、もうやだな~こんな日々は。

6月に入ってからの不調も、もしかしてこの気候のせいだったりするかも?と思っていたけれど、今日もどんより曇っているのに、久しぶりに午前中たっぷりピアノを弾いた。やれば出来る、のではなく、やれるときはやれる、ということ。こういう時期を逃してはいけない!!ということ。

モーツァルトが楽しくてやめられない。ソナタ2番、全楽章。一応音は拾い終わったわけだけど、一番形にならないのが2楽章。珍しく(?)短調で、テンポはアダージョとあるけれど、そのテンポすらまだ定まらない感じ。

でも、全楽章を同時進行で練習していくと、行き詰らなくてよいかもしれない。飽きるまで弾くぞ~~!

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# by ina-kibi | 2018-06-20 13:45 | ピアノ | Comments(0)

取り戻せないものもある。


毎日ピアノを弾いているけど、やっぱり弾けない日も出てきます。そんな日は、ぽっかり1日ではなく、数日続く。そうなると、復帰した時に、色々違和感があるところからの始まりで、なかなか前に進んでいくことができません。

人生の楽しみを取り戻す=40歳前後の時にピアノレッスンを受けていたあの数ヶ月のワクワクを取り戻す、というつもりで調整していたのですが、やっぱり踏ん切りはつかず・・・。保留。延期。

まあ、それも想定内といえば想定内!

それでもやっぱり、毎日の生活のど真ん中にある楽しみがピアノであることには変わりないわけです。今年度は、どういうわけかモーツアルトです。先日先生にお会いした時に「最近は何を弾いてるの?」と質問されて、モーツァルトを弾いていることを告白したのですが、「ならばバリエーションをお勧めするわ!」と言われました。が、かたくなにソナタを弾いています。1番の2楽章、2番の1楽章と2楽章、9番の1楽章。一番よく練習しているのが2番の1楽章ですが、形にはなりません。飽きるまで弾いたら気が済むと思うので・・・。そうしたら次は何を弾くのか、自分でも想像がつかず、楽しみな部分でもあります^^

気候が良くなってきました。
庭に出て、雑草を抜いたり、玄関先のプランターに寄せ植えしたり、主はすっかり家の中で暮らすようになってしまった犬小屋の横にコスモスを植えたり、短いガーデニングシーズンを、これまたマイペースで、苦しみながら楽しんでいます。

何事も、「以前とかわらず同じように」は進んでいかないけれど、切り替えて切り替えて!

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# by ina-kibi | 2018-06-06 14:16 | ピアノ | Comments(4)

取り戻す?

月一の更新もままならないなんて、ヤバイヤバイ・・・汗
ということで、慌てて書いています。

5月も、あっという間に過ぎ去って行きます。
なにをやったということもないのに、なぜあっという間なのか・・・
こんな感じだと、あっという間の人生が終わってしまいそうです^^

先週末、長女が帰省していて、1年振りに古巣であるピアノ教室へ近況報告へ行ってきました。先生「レッスンはできないけど・・・」というお話だったのですが、娘が今弾いているモーツァルトを、ガッツリ1時間もレッスンしてくれちゃいました。久しぶりにレッスンを傍聴していて、私の中にもよみがえってくるものがありました。刺激も、興奮も、ありました。何より、娘の音にかぶさってくる、先生のピアノの音が心地よかったです。

「古典で一番大事なのは何?」と聞かれ、「楽譜通りに弾く?」「強弱?」「拍?」手当たり次第に口に出した長女ですがなかなか先生の首が縦に動きません。「もーー。音価だよ、音価!!!」あああ~~、そうだった、そうそう!!(心の声)

音価なんて言葉、久しぶりに耳にしました。私も家でちんたらとモーツァルトを弾いているのですが、指が動かない~~~と嘆いてばかりで、基本を忘れていました。

帰り際、先生にご挨拶する時に、無意識に口に出てしまったのが「私も人生の楽しみを取り戻します!」という言葉でした^^ なんだろう。口から出してしまって、妙にすっきりしたのです。先生もにっこり笑顔で「そうよ~。楽しみましょう!!お待ちしてますから~。」と・・・・笑

あれから数日経ちました。モーツァルトソナタ2番1楽章と9番1楽章を、音価を意識して、1曲を通して大きくまとめることと、それぞれのパーツを正確にさらうことを目標に、練習をしています。ぼんやり弾いていた数日前と比べると、格段に楽しいし!!ソナタ1番は全楽章を弾いてみたいのですが、譜読みというよりは、まだまだ楽譜を鑑賞して楽しんでいる感じです。

人生の楽しみを取り戻せるかどうかは自分次第ですが、最強の協力者がそばにいてくれることは確かです。先生の胸に、飛び込んでみようかな~♪

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# by ina-kibi | 2018-05-30 19:39 | ピアノ | Comments(0)

新生活

子どもはいつの日か親の元を離れていくもの。二女もこの春、巣立ちました。

それにしても、進学先が1月中旬には決まっていたので、長い長い春休みでした。長かったわりには引越し準備は直前の数日にバタバタと・・・。そして、立つ鳥、あとを濁しまくって行きましたよ・・・。ちょっとちょっと~~~涙

とまあ、思い描いた門出とはかなり違いましたが、まずは新生活を始められてよかったです。新しい環境で、さっそく友達もできて、楽しんでいるようです。本業も頑張ってもらいたいものです。

そして、私にとっても、新生活のスタートです。「送って行って~」「迎えに来て~」が無いし、お弁当作りもないし、家の中も散らからないし、食事もジジババメニュー満喫できるし、なかなか快適です。

一日のリズムとしては、朝6時半起床、夫は7時半にはもう家にいないので、そこからぼちぼち朝食をとり、洗濯をし、掃除をし、友達に会ったり、実家に行ったり、買い物したり、そして午後3時から仕事です。仕事から帰ったら犬と猫にエサを振る舞い、次に夕食の支度をし自分はさっさと食べてしまいます。夫の食事はラップをしレンジーのトレーに!!8~9時ころ帰宅したらチンして提供します。片付けて、風呂に入って、10時には布団の中に。早いけど、その時間に眠くなるのです。

これからのシーズンは、庭仕事もあるし、友達とドライブなんかも楽しいし、とにかく午前中の早い時間に家事をささっと済ませて、午後3時までたっぷり楽しむ、そんな生活を目指したいと思います。


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# by ina-kibi | 2018-04-13 18:57 | その他 | Comments(2)

あとひと月

新年度を迎える準備で、慌しい時期に入りました。
と言っても、私はそれほど変化することもないので、今年も娘ですね・・・。
1年前、長女が家を出ましたが、今年は二女が出て行きます。
長女の時と違って、車で荷物を運べる距離じゃないので、家電や布団の配達の手配や、その他もろもろはダンボールにつめて・・・と、頭のなかがとっちらかっております。本人は引越しに関しては「ノーイメージ」のようで、こちらがリーダーシップをとらなければ進みそうにありません・涙

でも、そんなことも、あと1ヶ月もすればすっきり片付くはずです。娘が新しい生活へのドキドキワクワクに没頭できるよう、親の務めだと思ってせっせと段取りしようと思います。

そして、娘が出て行ったあとは、家の中を少々模様替えして、より暮らしやすいように組み替えようと思います。要らないものはどんどん捨てて・・・^^

2月から、午後の短い時間ですが、仕事を始めました。ものすごくご近所で、徒歩通勤しています。引継ぎ期間の今は週に2,3度の勤務ですが、今月後半から月~金の勤務になる予定です。おかげさまで、自分の体力で十分こなせるテスクワークで、今のところ日数も少ないのもあるとは思うのですが、楽チンです。

わずかでも、自分の労働で収入を得るのは嬉しいものですね~。なんとなく遠慮してしまうようなことも、少なくなるように思えます。新生活に慣れて、体にも、お金にも、少し余裕が出てきたら、たまのはレッスンを受けられたらいいな~と、そんなことを夢見るようにもなりました。

その時には、何を見てもらおう?そういうことを考えるのが楽しい今日この頃です。

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# by ina-kibi | 2018-03-07 13:06 | ピアノ | Comments(2)

ひと月振りに、球根をいじる

受験生がいるからか、どうもこの冬も落ちついた生活が続きません。
ピアノという趣味に没頭する最大の条件は、私の場合、精神的安定であるように思います。

さし当たって急ぎの心配事がなく、家族みな健康でトラブルもなく、これが大前提かも。

そんなわけで、年が明けてから特に、ピアノを弾く時間が減りました。しかし、たまに思い立ってまとまった時間弾いてみます。その時には、新鮮さからよいアイディアが浮かぶこともありますが、やっぱり「指が動かねぇ~~~」という落胆の方が圧倒的に大きいです。よって、バラ1はいつまでたっても、最後の3ページは、自分の目指すテンポ(←相当遅いんですが・・・汗)で弾けるようにはなりません。それどころか、劣化の一路です。でもいいんです。何せ、飽きないので、まだまだ弾き続けられそうだから。そんな風に弾いていけたら、いつかは少しは進歩して・・・と、そんな夢を見るのも楽しいものです。

それにしても、たまに弾くと、手指の準備が整っていないようで、あちらこちら痛くなります。そんな状態で部分練習とか、とくに最後から3ページ目2ページ目の右手のポジション移動は激しいので、続きません。でも何か弾きたいんだよね~~、ということで?昨日はひっさし振りに「ファンタジー」の楽譜を開いて、ちんたらと音を出してみました。

前記事に書いたように、球根として懐に隠し持っていたものを、ちょっと日の当たる場所に出してみた!という感じでしょうかね。何日か、気まぐれに音を並べてみた経験しかないけれど、こちらは不思議と「以前弾いた時より音が続くぞ!指が行くぞ!!」という感じ。本当に不思議なのですが、最近はこのように、遊び半分で弾いてみたという程度の曲を、ちょっと間を明けて再び弾いてみた時の「イケそう!」感が何ともいえません!!(←勘違いともいう・・・^^)

新しい楽譜も欲しいし、バッハも弾きたいし、スケールも練習したいし、やりたいことはいっぱいあるけれど、そして時間も案外あるけれど、春からのお楽しみに、今は足踏みしていようかな~というところです。

自由な時間をあるていど保ちつつ、体力も維持しつつ、財力をつけたいな~。何か、ちょうどよい仕事はないだろうか?まあ、だいたい、世の中、そんな都合のいいお仕事は、ないのですが・爆

あれこれ考えながら、だらだらと暮らしている、そんな冬なのでした。

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# by ina-kibi | 2018-02-03 10:08 | ピアノ | Comments(3)

球根を懐に隠し持って・・・

年が明けました。
一日一日は、割と長いな~と感じる日もあるのですが、こうして年が変わると、やっぱり月日の経つのは早いな~と思ってしまいます^^
か 
11月、12月それぞれ中旬に、スマホで自分の演奏を録画して見ました。バラ1です。できれば、精一杯練習を重ねて、これ以上はうまく弾けないよ~という、自分の頂点の演奏を残したいですけれど、いつもそんな風に欲張って録画を先送りにして、とりそこなった曲がたくさんあるので、どんなよれよれでも残しておこうと思ったのでした。

その後も、珍しく飽きることなく、この曲を弾いているのですが、昨日、12月の録画を見てみましたら、「げげ、下手くそ~~。しかも、テンポも遅いし、遅いのに弾けてないし・・・」と、自己評価は録画した時に比べるとがた落ちです。そしてついでに11月の録画も見てみたら、こっちは評価以前に「わっはっは~~~」でした・笑

やっぱり、続けることです。下手くそということは、いくらでものびしろがあるということなんだな~と思いました(前向き!)。ピアノの練習は、案外すぐに飽きてしまうタイプで、同じ曲を何ヶ月も・・・なんてのは、無理無理~~~な自分だと思っていたのですが、この曲はやってもやっても自分なりの満足というのも得られないし、やればやるほど、どこもかしこもダメに思えてくるし、そしてなんといっても、理屈抜きに飽きない魅力があるのだと思います。

そして、昨年は、この曲に加え、またしても超無謀なOp.49「ファンタジー」の音拾いもしたんです。これは、通して弾くレベルにも至りませんでしたし、このように大きな曲を2曲平行して練習するほど、気力も体力も技術もないので、何日か楽しんだら、バラ1オンリーに戻りました。ですが、ここで弾いておいたことは、きっといつか実を結ぶと思うのです。ファンタジーというラベルの付いた球根をゲットし、懐に隠し持っている気分です。

さて、どんな1年になるのでしょうか。
読書と音楽、そしてたまには外の空気を・・・、そんな1年を思い描いています。

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# by ina-kibi | 2018-01-01 12:07 | ピアノ | Comments(8)

2度目の挑戦

またひと月飛んでしまいました・・・汗

前回の記事の一番最後に、実はショパンと長くて重い話がしたい・・・と書いてあったのですね。その後、私は7,8年振りにその話題を彼に振りましたよ。ついに、話を始めたのです。自分も案外勇気があるな~と思います^^

その日は、何の気なしに本を開き、何の気なしにそのページを開き、弾いてみた程度でしたが、あくる日も、またあくる日も、やっぱり弾いてしまったのです。

過去に一度、楽譜に書かれている全ての音を自分の指で並べてみたい、という気持ちで弾いてみたことがありました。ただそれだけでもぞくぞくしたし、満足でした。そして今回は、前回の経験が多少なりとも生きているようで、音を拾い並べるのにそんなに時間はかかりませんでした。しかし、そこからはそう簡単には進みません。承知の上で、しばらく持ち続けてみよう、と思い、現在に至っています。

バラード1番。自分のテンポ(規格外ですが・・・笑)で、流れのある演奏ができるようになったらいいな~と、今はそれが目標です。2度目の挑戦で果たせるとも思っていないので、やるだけやったら、また何年か眠らせようと思います^^

思い通りにならなくても、触れていたい、近づきたいと思えるものがあるのは、何よりの幸せだなぁと感じます。

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# by ina-kibi | 2017-11-05 17:26 | ピアノ | Comments(4)

会話、なのかな?

少しずつ落ち着いた生活が戻ってきて、毎日とは行かないけれど、ピアノもぼちぼち弾ける様になりました。
この1週間は、空いた時間に、インベンション・シンフォニアの本を開いて、シンフォニア7番とインベンション6番をさらいなおしているところです。

バッハとは、漠然とピアノや音楽が好きだった少女時代に出会い、ハートのど真ん中を射抜かれたあの感覚を今でも覚えています。レッスンの帰り道、いつもは帰ったら何しよっかな~~なんて考えながら自転車をこいでいた小学生の私でしたが、初めてインベンションのレッスンを受けた日の帰り道は、「ああ、世の中にこんなのがあったのか!知らなかったぞ!!すごいぞ!!!なんかすごいところに足を踏み入れたぞ!!!」と青空を仰ぎながらワクワクしたのをはっきり覚えています。

あれから40年近くが経過し、今もやっぱり、バッハは特別な存在であることを、時として感じることがあり、今もそうだったりします。

たまに会って、お互い顔を合わせてゆっくり話をする友人がいます。
一度も会ったことがないけれど、メールのやり取りをさせてもらっている友人もいます。
若い頃同じ職場で働いた仲間で、もう会うことはないだろうけれど、フェイスブックでやり取りしている元同僚がいます。
その他、実家の母であったり、となり町に住んでいる姉であったり、声や文字を使って会話をする相手、というのは様々です。

会話のファクターとは何か・・・と考えると、言葉のチョイスであったり、その組み合わせであったり、それを乗せる声であったり、表情であったり、文であれば句読点であったり、記号であったり。もっと突き詰めると、その人のバックグラウンドであったり、価値観であったり、想像力であったり、思いやりであったり、愛情であったり・・・・。

会話をしていて、「楽しい」場合。「癒される」場合。「共感できる」場合。「つまらない」場合。「虚しい」場合等等、色々ありますが、これらは、自分と相手の、上に挙げたファクターの組み合わせの相性によって変わるのかな・・・と思います。同じ相手でも、自分か相手の条件が変わると、会話の色合いも変わっていくのだろうと思うのです。

さて、何が言いたかったかというと・・・・
ピアノを弾くことは、もしかすると、作曲家と演奏者の会話ではないか、と。私が、バッハを弾く時のあの気持ち。下手くそでもどうして臆することなく没頭して楽しめるのか。バッハの音楽が、自分にとって、最高の話し相手だからではないか・・・と感じ始めたのです。自分は言葉足らずで、会話の質を下げているとは思うけれど、バッハが投げかけてくれる言葉はどれもこれも心にしみるし、さりげなくて美しいし、シリアスな話も、ワクワクする話も、騒ぎ立てずに静かに伝えてくれる。私もそれが好きなんだよ、こうしたかったんだ、ああ落ち着くね、空が晴れたね~、と、話しかけてしまう。私の声は小さくて、滑舌もよくなくて、伝わりにくいとは思うけど、きっと意図していることは汲んでくれている、伝わっている、会話が成立している!!そう信じたいところです。

長い付き合いの、最高の話し相手とたっぷり話をして元気とチャレンジ精神を取り戻し、さて、今度は誰と話そうかな~?と本棚を眺める週末です。実は私は、ショパンと、超長くて重い話がしたかったりするのです・・・・笑

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# by ina-kibi | 2017-09-16 09:06 | ピアノ | Comments(2)

娘の人生

8月に不調なのは、ピアノばかりではなく、掃除機も・・・。
去年も8月に、使用中にスイッチが切れてしまい、イライラしながら「もう買い替えかな~~」とあれこれ物色していた時期があった。だけど、涼しくなった頃、少しずつ稼働している時間が延びていき、気がついたら切れなくなっていた。そして現在にいたる。というわけで、掃除機もまだまだ様子見。そして最近ちょっと調子がよかったりする^^


今年の8月は、娘の進路問題で頭の中がいっぱいになっていた。長女には幸いにも大学で学べる分野の中に好きなものがあり、そこに向って全力投球(したのはホントに試験直前だったけど・・・汗)出来たし、おかげで志望校に進学し、今現在、大学生としての生活全般をおそらく楽しんだり苦しんだりしながらよい経験をしていると思われる。

しかし、二女は、これと言って学びたいこともなく(本人談)、かといって今すぐ社会に出る自信もなく(本人談)、進路希望調査のたびに、どこか手の届きそうな大学の、何か無難な学科を、なんとなく書き連ねていた(本人談)。

でももう、現実は3年の夏休みまで進んできてしまい、休み明けにはセンター試験の申し込み。まさに、休み中に進路の絞込みをしなければ、本当になんとなく進学してしまうことになってしまうんだけど、どうよ???と、私があせってきた。その気持ちを二女に話してみたら、もちろん本人も「そうなんだよね~~」とやはり考えていた。

二女には、動機は浅はかだけど漠然と思い描いている将来の図があった。そこにたどり着くためにはどう進んでいくのがよいのか。そして、その理想が手に入ったとして、その生活が実は自分に合っていないということになったら、さてどうする?だって、やってみなきゃわからないもの。人生は、自分が歩いた一本の道にしかならないけれど、枝道や回り道は自分で用意しておける場合もあるわけで・・・。そんなこんなをいっぱい考えた末、本人がようやくひとつの目標を持ったのが先月のことだった。決して早くはない、むしろかなり遅い、でも、まだ十分間に合う!!と私は思った。

そこに、夫の猛反対の矢が次から次へと飛んでくる。「そんなにわかな思い付きみたいな軽い気持ちで進めるような道じゃない」「何年も前から目指してきた人に失礼だ!!」また、「大学入試から逃げたいだけじゃないのか」(←娘が専門学校進学希望したので)わかるよ。私はどっちの気持ちもよく分かるんだよ。でも、誰の人生よ?最後に責任取るのは誰なの?娘は、私達が死んだ後も、娘の人生を歩いていくんだよ?「信じられない。出来るはずない。」なんて言葉じゃなくて、「信じてるよ。精一杯頑張れ!」という言葉をかけてあげようよ。自分で決めたことが、後から失敗だったと思うなら、それは正しい後悔。乗り越えて、きっと糧になる。でも、自分で決められなかったことに対する後悔は、消化するのが大変なのでは?

結局、私の説得により(笑)、夫も折れて、無事志望校がきまったのだが、このひと月、それはそれは大変だった・・・・orz

そんな中でもうれしいこともあって・・・・
「ねえ、お母さんって、余計なこと言ったのかな、って思うことがあるんだ。ずっと黙っていたらよかったのかな。」と娘に問うとこう応えてくれた。
「きっとあのまま興味のない学部に進学していたであろう自分と、今の自分を比べたら、断然今の自分のほうがイケてるんだ。色々考えるきっかけをくれて、うれしかった。」と。まあ、例によって軽いですけど・・・爆
限られた進学資金とチャンスを最大限に生かして、自分の人生をつかんでくれたまえ!!
親がしてやれるのは、本当にここまでだから。

ようやく、最終進路調査の用紙も提出し、担任の先生も「よく決めたね~、〇〇ならきっとやっていけるよ!頑張って!!」と背中を押してくれたというし(涙)、センター試験の申し込みもしっかりとした意思で見送って、娘の将来に関して山ほどの心配は相変わらずだけど(これは一生もんだ・・・笑)、私の心も少し晴れやかなのであった。

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# by ina-kibi | 2017-09-08 09:59 | その他 | Comments(2)

8月は・・・・

なんと、8月はブログを一度も更新していなかった・・・・。
ここ1ヶ月、ピアノのふたも開けていなかった><
去年も8月はほぼピアノを弾けず。
2年連続とは。何の因果か8月とは相性がよくないみたい。

つきも変わり、いろんなことが落ち着いてきて、
夕飯の煮物をことことと温めながら、
久しぶりにピアノを弾いてみた。
まずはショパンエチュードの25-1から。
暗譜していたんだけど、きっと抜けてるだろうな・・・と思いきや、音は覚えていた!!
次に10-1を。
こちらも音はしっかりと覚えていた!!けれど、覚えている音がちゃんと並んで出ているかというとそこは・・・・汗
やはり10-1は、むっずかしいんだな~と、再認識。
でも、やっぱりピアノは楽しい楽しい♪

弾いていない間も、CDなどは聞いていて、
シベリウスの木の組み曲など、また弾いてみたいな~と思ったり。
娘に貸し出していた三善とラヴェルの楽譜も手元に戻ってきて、これらもじっくり弾いてみたい。

急に涼しくなったし、秋はたっぷりピアノを弾こう!!

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# by ina-kibi | 2017-09-07 18:09 | ピアノ | Comments(2)

テンポって・・・?

エチュード10-1に手を付けてもうどれくらい経っただろう・・・。
最初通して弾くだけで6分くらいかかっていたような記憶がある。
指定テンポでの演奏だと2分で弾ける曲のようだが。(確か四分音符=176だったかな?)
自分の実力ではまず無理な曲なわけだし、目標とするのはテンポ度外視の「自分なりに美しい演奏」しかない。そんな思いで始めた曲だった。

しかし、練習(譜読み)を始めて1,2週間もすると音も覚え(音だけは暗譜完了)、テンポも徐々に上がってきた。そうなると、変な煩悩がむくむくわいてきて、ついタイムを測ってみたりした。すると、4分程度で弾き終わるようにはなっていた。ということは、楽譜の冒頭に記されている指定テンポの数字の半分の数字では弾けるということ。今度はメトロノームをカチカチして弾いてみた。そこから1,2週間は、メトロノームの数字ばかりを気にしていた。今日は88ではできたけど92ではうまくいかなかった、今日は96でもなんとか通った・・などなど。へ~~、じゃあ近い内に100をクリアして、最終目標は12とかに設定しちゃう??なんて、とらぬ狸のなんとやら・・・。

しか~~~し、ここ1週間ほどは、自分の手に負えそうなテンポで、聞きたい音がちゃんと耳で拾えるように、外したくない音にちゃんと指が届くように、止まりたくないひとまとまりのフレーズが一気に弾けるように、そのことだけを考えて弾いていた。その日によって、テンポはまちまちだったと思う。

右手のアルペジオは、上行しては下降する。まずは上り一息、下り一息を目指したいのだけど、今はまだ16分音符4個ずつの塊になってしまっている。先は長い・・・。

時々忘れそうになる。何のために練習してるのかを。
ただただ数字に縛られる練習なんて、自分には全く必要ないってこと、忘れないようにしなくては。

通りすがりにちょちょっと弾く程度の日もあれば、1時間くらいじっくり弾ける日もあるし、何日も触れない期間もある。それでもこうやって弾き続けていると、ここはきっとうまく弾けるようにならないだろうな~~とあきらめていたところがいつのまにか楽に弾けるようになっていたり、またその逆で、何も考えずとも音が並んでいたところがなぜかうまく並ばなくなったりと、いろんなことが起こる。下の記事に書いた自分にとっての難所は、やっぱり未だにうまくいかないことが多いけれど、それも全部ひっ含めて、これがピアノの練習だよな~って実感できる。

専門家(先生)に教えてもらえば、もう少し道のりも短くなるのかもしれないけれど、素人なりの考察と努力で、素人なりのこの曲を弾いていきたいと、今はそう思っているんだよね~♪だって、一番聞かせたい人は、自分だもんね・・・・^^

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# by ina-kibi | 2017-07-15 13:55 | ピアノ | Comments(3)

好きです

思い切って、弾けるはずもない曲に手をつけた。
大好きな曲だし、下手くそでもいつか弾こうって思ってたから・・・

名曲は、どんなにゆっくり弾いても、やはり名曲で、
16分音符4個の連なりにもドラマがあり、
山を上がって下りてくるあいだにも景色が移り変わり、
何度弾いても、飽きることがなく、
それどころか、弾くたびに引き込まれていく。

たまに、「本来こんなゆっくりな曲じゃない」ということを思い出すために動画を見る。
「高校1年の時にこの曲に出会いピアノが大好きになりました。」とコメントのついた動画を発見。おそらく若いお嬢さん。「今は音を並べるのに精一杯だけど、いつかは音楽的に弾きたい。」とも書いてあった。
彼女の演奏は、私のゴールのもっと向こう側にある、素晴らしいもの。
もちろん、人それぞれの目標がある。それでよい。
ただ単に、世代や、時間を越えて、こうして愛されている曲に、
自分の指で触れられたことが、やっぱりうれしい。

自分にとっての難所は、30小節目あたりからの、下りの部分。
それから、最後の1ページ。
音は覚えているのに、指が行かない、音が外れる、流れが止まる。
それでも、試行錯誤、日を追うにつれ、多少は改善はされているように思いたい^^;

名演を聞いているときには、転がりだしたら一気に最後まで転がりきる、その流れをうっとり追うのが精一杯で、味わいきれていなかった部分も、自分の指で楽譜をたどることによって見えてくる、聞こえてくる。
37~44あたりを弾くたびに、「下手くそ素人が弾けるような曲じゃないんだけど、弾いているとぞくぞくする。」と、友達に宛てて書いたメールの一文を、必ず思い出す。そう、そこを弾く度に、切なくなり、ぞくぞくするのだ。

いろんな考えがある中、自分なりのひとつの考えにたどり着いて、こうして、ピアノを弾いている。毎日、グランドのふたを開けて。猫に邪魔されて部屋から閉め出す日もあれば、膝の上に乗られてペダルを踏めずに練習する日も、楽譜をかじられて怒る日もある。そんなことを続けているうちに、私が練習をしている間、ピアノの上で昼寝をはじめる日も出てきた。

好き、という思いから、いろんなことが始まる。
例え離れても(長続きしない性格・・・・)、必ずまた、戻ってくると思う。
この曲は、私の「好き」の代表格だから・・・。




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# by ina-kibi | 2017-06-16 11:08 | ピアノ | Comments(2)

調子に乗ってしまえ!!

大好きな季節なのに、ここ数日は雨ばかりで、家に閉じこもっています。
そして、けっこうピアノを弾いています。

不意に思い立って弾き始めたフォーレの月の光は、いつのまにか弾きたいと思っていたテンポを超えて、乱雑な演奏に・・・。これじゃあ本末転倒だ・・・ということで、今は、バランスやレガートを意識して、ゆっくり聞きながら弾くようにしています。しばらく、弾きたいテンポは封印かな。

調子を崩してしまって長い時間ピアノに向えなくなっていたのですが(集中力の問題も大きかった・汗)、最近は体力的にも精神的にも、以前のレベルに戻ってきた感があり、こんな時はとにかく調子に乗ってしまえ~!!と思って、弾きたい曲を弾くことに。月の光は久々の4ページでしたが、譜読みに取り掛かったこの曲は6ページ。でも、左がほとんど全音符。つまり、左で上半身を支えることが出来るので意外と弾きやすい、なかなかよい選曲だったか??と、自己満足です。

さわやかな風が吹き抜けるように、いつか弾いてみたいと思っていた曲です。
ショパン エチュード 10-1
自分に出来るテンポでいいんです。ゆっくりでいいんです。
音を並べていくだけでも、ワクワクするし、風が吹きます。
やっぱり、弾きたい曲を自分の指で・・・っていうのは、醍醐味ですね。
ようやく、こういう心境にたどり着けて、ひとまずよかったと思っています。
ここまで長かった~。くじけなかった自分を、褒めてやろうと思います・笑

諸行無常。また、弾けなくなる時がくると思うけど、出来る時に出来るだけ・・・で、十分だなと、今は思えます。なぜなら、今がとても楽しいから!!


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# by ina-kibi | 2017-06-10 14:15 | ピアノ | Comments(4)

6月になりました!

大好きな5月は、案外あっという間に去っていってしまいました。
4月5月と2ヶ月間、毎週1回のペースでリハビリ通院していたんです。
その曜日に体調のベストを持っていくように調整するのがなかなか大変でしたが、担当の理学療法士さんがかわいいお嬢さんだったので、毎週通うのが楽しみでした。

その、リハ通院がようやく終わり、この先は、体調に合わせて自主トレしていくという生活に入りました。トレーニングは、やればやるだけ身になりそうなイメージですが、私の場合はその加減がとても大事で、やりすぎてもアウト、足りなくてもアウトなので、未だにこれといった手ごたえをつかめずに居ますが、相談する専門家が出来たことはとても心強いです。

毎週この日だけは体に痛みが残っていないように・・という、ちょっと窮屈だった2ヶ月が終わったとたん、なんだかものすごい解放感を味わいました。別に、何が変わるわけでもないのですが・・・。

そしたら、急に弾きたくなったのが、フォーレの「月の光」の、ピアノソロバージョンです。それまでは、三善晃のMiyoshiメソード、バッハフランス組曲、そして三善晃の音の栞、ばかり弾いていたのに。突然フォーレが襲ってきました!!

リハビリの効果というのは、実は特に感じていなくて、むしろ「疲れた~~。」とか「頑張ったから足が痛い~~。」とか・苦笑 しかしそんな中、ストレッチがかなり上手に出来るようになってきて、今まで悩まされていた背中の痛みが、冬場と比べたら軽減されてきたんです。そのことで一番恩恵をこうむっているのが、ピアノではないかと思います。

ここ数日、月の光の譜読みをしていますが、昨日急に思い立って、一曲通して弾くと何分かかるのか計ってみたんです。私が持っているCDの演奏は3分弱なのですが、昨日の私の演奏は6分でした。こんな風に、弾きたい速さがあって、今の自分はどれくらいで弾いているのかな?なんて、そういうところに興味が行ったのは、本当に久しぶりのことでした。おまけに、今日も計ってみたら、なんとなんと、4分30秒でした。この調子で行くと、明日は3分???それは絶対ないけど、少しずつ、前に進んでいけたらいいな~と思います。

明日は、久しぶりに長女が帰ってくるので、怪しげな現代曲を披露してもらいたいな~と思っています。
どうせ弾けないんだろうけど・・・・・爆

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# by ina-kibi | 2017-06-01 21:46 | ピアノ | Comments(0)

きっと5月が好きなんだ

5月になりましたね。

数日前から、三善晃の「音の栞」という曲集の中の、
「うたう鏡」と「うたう窓」という2曲を弾き始めました。
初見で音を並べている段階から、ワクワク、ワクワク113.png
でも、やっぱり、何日も何日も、何回も何回も弾いていると、
最初に感じたワクワクどころではない何かを感じるんです、あたりまえだけど・・・。

今日は弾いていて、
「あ~~、久しぶりに、会話ができたな。」と思ったんですよね~。
自分が言いたいことが言えた、という思いと、
ピアノが言いたいことを受け取ったという思いと。
それはお互い、たいそうな話ではないのですが、
「うんうん、わかるよ、そうだよね」って、共感できた喜びなんでしょうかね。
よく分かりませんが(笑)、過去に何度も、こんな気持ちを味わいました。


お天気もよくて、洗濯物も外で日を浴びて泳いでいる。
犬も外で日光浴。
植木の周りをぐるぐる回るもんだから、リードが絡まって身動きできなくなって「ワン!ワン!」と私に助けを求めるから、さっき解いてあげたら、今度はおとなしく寝そべっているようだ。
猫は窓辺ですやすや眠る。

ああ、今日はなんていい日なんだ!!
5月。
私はきっと、5月が大好きなんだ!!!!

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# by ina-kibi | 2017-05-02 09:06 | ピアノ | Comments(2)

久しぶりに

長いことブログを放置してしまいました。

この間に、長女が進学し、一人暮らしを始めました。

新学期が始まり、毎朝のお弁当作りは一個でいいし、
洗濯物の量も減り、なんだかものすごくストレスが減った気が・・・・爆

せっせと始めたのが、手のケアです。
アトピー持ちで、ここ数年両手の3,4,5の指だけなぜか荒れていたんです。
1と2の指は以前のままの姿なのに、その他の指は皮が厚くごわごわしていて
とくに関節のところ、足でいうと膝小僧にあたる部分なんて、ゾウさん?みたいで・・・涙
いつか、しっかりと手のケアをしよう・・・と思っていて延び延びになっていたんですが
ついに、着手しました!!!

まずは、ネットで、安ーいトライアル化粧品を購入。
化粧水とジェルセットで300円です。
これを、毎朝と、寝る前に、1日2回使います。
その上から香りのよいハンドクリームを・・・。
そして、ハンドマッサージも♪
どれもこれも素人芸ですが、いつの日か、3,4,5の指も元の風合いに戻るといいな~と願いつつ。

「フェチ」ということばを使うなら、私は「声」と「指」フェチだと思います。
ここだけの話ですが、夫のそれらはどちらも「アウトーーー!!」です・・・・爆
自分の声もぜんぜんダメで、受け入れがたいのですが、手は嫌いではなかったんですよね。

歩く姿も日に日にがに股度が増し、立ち姿も哀れな感じで・・・。
せめて、手は!!そこに執着しているわけです・笑

そんな手厚いケアをしている手で、今日は久しぶりに、本当に久しぶりに、モーツァルトを弾いてみました。
K545の3楽章を・・・

ピアノも、ぼちぼち弾いているのですが、全く前進は感じられず。
前進しなくても、味わうことはできるので、欲張らずじっくり味わって楽しむ方向で行こうと思います。


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# by ina-kibi | 2017-04-27 19:16 | ピアノ | Comments(4)

一人の人間として

な~んて、大げさなタイトルですが・・・。ささやかなつぶやきです。

フランス組曲3番を練習していましたが、途中で、ゴルドベルク変奏曲のアリアを弾きたくなってしまいました。
そしてアリアを経て、今、バリエーション1を、片手ずつ弾いているところなんです。

フランス組曲は全曲譜読みをし、音が並びましたが、いつものパターンで、出揃った時にアルマンドが気持ちよく弾けなくなっていました。録音・・・と思ったけど、元気が出なかった。またいつか・・・と思って、とりあえず、別れました。

古いものを、ごっそり捨てました。
自分では気付いていなかったのですが、ちょっとした書類マニアだったようです。
給与明細は高校のアルバイト時代からずーっととってあったし、大学の合格通知や、会社の採用通知、それから、各種申請書なども、驚くほど残っていました。それから、友達や家族からの手紙も相当残っていました。それを、あらかた捨ててしまいました。自分で処分できない状態になって、人の手を煩わすくらいなら、今捨ててしまえ!!という、勢いからでした。

そのあと、洋服や本なども・・・と、ぼちぼち整理していたら、MDというのがごっそり出てきました。
時代としてはいつごろでしょう?20代かな?その中でも、スピッツのMDがダントツ多くて、物の整理をしながら、それをずっと聞いていました。ちょうど昨年の10月くらいだったでしょうか。

車のオイル交換の無料サービスの期限が近づいてきて、あるはれた日の午前中、一人で車を運転し、片道30分くらいのドライブがてら、オイル交換に行きました。その時、スピッツのMDを車に持ち込んで、大声で歌いながら運転をしました。久しぶりに、気持ちがスカッとしたのを覚えています。

ピアノは大好きだけど、私を支えてきたのは、ピアノだけじゃないのです。いろんな音楽が、その時々の私に寄り添ってくれていたんです。いろんなことを思い出しました。一緒にスピッツを聞いていた人のこと。この曲を聴いていた頃のこと。

私は、その人に会いたくなりました。会わなくてもいい。話をしたいと思いました。ネットで検索しました。フェイスブックにヒットしました。メッセージを送りました。3ヶ月以上、音沙汰がありませんでした。

まあ、そんなに都合の良い話なんてあるわけない・・・、そう思いました。自分が会いたいと思ったタイミングで、相手が動くわけがない。そんな身勝手な願いが、叶うわけがない。これでいいんだ。最初からわかっていたことだ。そう思いました。そして、フェイスブックのアカウントを完全消去しようと決心しました。つかの間の妄想だけでも、楽しかったと、心から思いました。

アカウント消去に手間取っている間に、メッセージの返信が届きました。
「ごめん、今頃メッセージに気付いた!」と・・・。
夢かと思いました。真冬の真夜中に1時間以上、夢中で話しました。文字でのやり取りです。
「いくつになった?」「今年で54。」「私は今年で50。」「すごいね。生きているだけで、奇跡だね!」

たった、これだけのことです。
これが、母でも、妻でも、娘でもない、一人の人間としての、私です。

ピアノを弾いて、車を運転して、歌を歌って、まだ起こってもいないことに不安の涙を流して・・・。
ささやかなささやかな人生です。それでも愛おしい、我が人生です。

この先、どんなことになっても、心の自由だけはこうして持ち続けて生きて行きたいと思っています。

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# by ina-kibi | 2017-03-05 20:18 | その他 | Comments(6)

内声がよく聞こえる日

ここ数日、作曲ソフトを使って、音符を入力して、楽譜を作る作業をしていました。
自分が作曲しているというわけではありません。ちょっとした遊びの延長のようなものなんですが・・・
入力して、そのまま画面で再生して聞くことも出来ますが、楽譜をプリントアウトして、実際にピアノの前に持って言って弾いてみるのもこれまた楽しいものです。

そうやって、自分の指で音を出してみると、「ここ、変なの~~~」とか、「回りくどいな~~」とか「同じことばかりしつこいな~~」とか、いろんな反応が湧いてきます・笑

ですが、ソフトで再生してしまうと、それなりに聞こえてしまうんですよね。不思議です。

先ほど、久しぶりに普通にピアノの前に座り、楽譜を広げて、バッハのフランス組曲3番のサラバンドを弾いてみました。ほんの8小節だけ弾いてみても、感動しか湧いてこない。一つも無駄な音がなく、秩序があり、感情が宿ります。素晴らしいな、バッハの音楽って・・・。

そんなことを思いながら、繰り返し弾いていると、今日はやけに内声の音を耳が拾います。
今までも、聞こえていなかったわけではないのですが、語りかけてくるというか、存在感があるというか。

実はこれは、実生活で感じていることでもあります。
自分の中にある「内声」が、ひょんなことからすくい上げられ、ああ、自分はずっとこんな感情を抱えていたんだな・・・と気づくことがあるのです。

長い長い時の経過の中、いつもそこにあって、思いをつなげてきたことがあったのです。
叶わぬこととどこかで片付けてしまった感もあったのですが、その内声は、けっして消えてしまうことはなくて、静かに、おとなしく、だけどずっとそこで語っていたようなのです。ふとスポットが当たり、その声が自分の耳に届き、今、自分の感情に、深く深く共感しているのです。

そんなこともあってか、今日は、バッハのサラバンドの内声が、静かに、しかししっかりとした意思を持ち、周りと調和して歌声を震わせているのが、よく耳に届いたのかもしれません。


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# by ina-kibi | 2017-01-30 18:05 | ピアノ | Comments(2)

計画は大事だと思うけど・・・

タイトルどおり、計画を立てて、それに基づいて進めていくことは大事だと思うのですが、あまりそのことにとらわれずに、状況に合わせて出来ることを、やりたいことを、少しずつでもやっていくというのも、実は大事だなあと思います。

もともとが、真面目はない・・・、しかし、それほど不真面目でもない私は、几帳面に進めて行くことよりも、案外自分の感覚に任せておいたほうが、進んだりするんだなあと・・・この年になって自己分析。
それも、貧弱ながらも経験があって、そしてかなりの妥協があって、のことではありますけれど・・・・笑

アルマンドばかり弾いていて、またしても飽きちゃうんじゃないかと思いきいや、
気がつくと全曲満遍なく手をつけていて、とりあえずゆっくりなら音が並び、
一番苦手意識が高かったクーラントですらようやくですが全体像が見えてきて
ゆっくり弾き進めながらも先の予測が少しはつかめるようになりました。

組曲は全曲弾いて何ぼのもの、という強い思いがあるわけではないんです。
ただ、結果的に、なぜか全部に手をつけてしまいますね・・・。
最初から全部の曲に目も耳も釘付け!というわけでは決してないんです。
それどころか「これ、弾きたくないかも・・・」「これは飛ばそうか?」
なんて曲は、必ずあるわけで・・・・。
それなのに、いつの間にか、ひとつ弾き終えると次の曲の冒頭が頭の中で流れてしまいます。
そうなんです。流れなんですね。大きな大きな流れになっているのです。

そんなわけで、フランス組曲3番、練習は続いていま~す♪
二つ目のメヌエットとその次の曲が、かなり理解不足。
先方がなにを考えているのかがよく分かっていませんので・・・・汗
のんびり仲良くなって行きたいと思います~!

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# by ina-kibi | 2017-01-22 12:49 | ピアノ | Comments(0)

やっぱり弾いてしまうんだ、アルマンド

さてフランス組曲3番を全曲弾くぞ!
と意気込んだのはよかったのですが、その後さっぱりピアノに向かうことなく時間が過ぎていきまして・・・
ここ2,3日、ようやくまたピアノの前に座る時間が戻ってきたところです。

作戦として、アルマンドは最後、クーラントやジーグから・・・と決めていたにもかかわらず、やっぱり弾いてしまうんですよね、アルマンドを。
でも、せめて必ずジーグと抱き合わせで弾くようにして、今はこの2曲に没頭です。
おお~~、幸せすぎる~~~053.gif053.gif053.gif

そして、「全曲」と思っていたけれど、抜粋で何曲かでいいかな、という気持ちにもなってきております。
アルマンド、サラバンド、メヌエット、ジーグ、なんてどうでしょう??ああ、うっとりです~。

バッハの短調の曲を譜読みするのはほんとうにひさし振りなのですが、
気持ちがとても落ち着くのですね。
そして、切なくなる・・・。

猫の滑らかな毛並みに沿って、なでなでしているみたい。
なのになぜか切なさがわいてきます。
アルマンドは、滑らかで艶があります。
離れられない、という感じ(アホ)。

大好きな演奏は、シフの演奏。



25分40秒くらいから、3番が始まり、その最初がアルマンドです。
お時間のある方、だまされたと思って、ぜひアルマンドだけでも一杯069.gif引っ掛けていってくださいませ!!!(笑)


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# by ina-kibi | 2017-01-13 19:37 | ピアノ | Comments(6)

日々の記録


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